【HSP】強烈な劣等感を和ませ、少しずつ自分を大切にするようになるまでの話
こんにちは、moonです。
私は10代前半くらいから自分は他の人より劣っているという劣等感が強く、とにかく自分がいやだった。
自分の存在や価値について思いをめぐらせて、どうにも自分を好きになることはできなかった。
自分を卑下することは普通のことだった。
どれだけ自分がダメな人間なのかをだれかに力説したくなった。
今思うと本当に恥ずかしいし、周りを暗い気持ちにさせてしまっていたと思う。。
でも、この頃の自分と今の自分とでは少し変化があって、この気持ちは落ち着いている。
いやなことやうまくできなかったことがあると猛烈に自分を責めて陥れたい衝動に駆られていた。でも、いろんな本を読んだり人の話を聴いて少しずつ自分を大切にするようになっていった。
今回は、自尊心が低く、劣等感が強かった自分がどんな言葉に出会って自分への接し方が和らいだのかについて書いてみようと思う。
なぜ劣等感を抱くのか
劣等感は、自分が他の人より劣っているという感情。
なぜそう感じるのか。
私は、運動神経もよくなかったし、あまり勉強もできなかった。
だからそれができる人を羨ましいと思っていた。
でも、たくさん努力して手に入れている人の方が多いはず。
唯一、好きで得意だったのが絵を描くこと。
描くという行為は、私を癒してくれたし、無心になれた。
他の人が自分の絵を好きだとか、いい絵だねとか言ってくれるのがとても嬉しかった。
だからこれに対して、負の感情を持つことはあまりなかった。
その他の人が物事をスラスラ理解できるところを自分はできていないとき、努力しているつもりでも何度やってもうまくいかないときは自分のダメさに苛立った。
でも、そんな時でも努力することでできるようになることもあったし、自分は色々なことに時間がかかる人間なんだなとうっすら感じるようになった。
やっぱりできるようになるとうれしいんだ。
達成感は気持ちいい。
上達している自分をもっと褒めてあげることが必要だった。
このくらいできて当然だと思うより、「自分はすごい」と思う方が優しい気持ちになれて心も和らぐと思う。
人は同じ人間でも、体質や性格は異なっている個性的な生き物だ。
だから、あの人にできて自分にできないことがあるのは自然なことで、自分にできることがあの人にできないこともあるんだ。
そこに優劣なんてないんだ。
それに本当は自分と他人は比較できないもの。
考えることも違う別の生き物だから。
比べてみても仕方ないんだ。
どんな人にも得意なことも苦手なこともあるもの。
苦手なことに焦点を当てすぎないこと。。
自分にとってそれが苦手なことでも、それが好きで得意な人はたくさんいる。
だから、その人にお願いして頼むこともできる。
そして、だれかにとってのいやなことを自分ができることならきっとその人の役に立てるよね。
感謝してもらえるかもしれない。
自分の好きなことや得意なことでだれかが喜んでくれたら、きっととても嬉しいだろう。
劣等感を持つことはわるいことじゃなかった
劣等感を感じるのは良くないことだと思っていたから悩んでいた。
でも、それによって向上心が強まることもある。
この気持ちがあったから過去の自分よりも前に進めた。
そう思えたら、劣等感はそんなにわるいものではないんじゃないかヽ(´o`;
どんどん招き入れて味方にしてしまおうと。。
それを上昇するためのエネルギーにする。
自分の心から湧き出てくる感情をプラスになるものに使うことができたらすごい。
でも、そんな気力ないときの方が自分の場合多いし、そんなときは回復するまで癒しの時間にしたり、無理に浮上しようとしなくていいと思ったりもする。
心にビタミンをたくさん与えて、元気になったらまた外に出てみたり。
前向きな捉え方を教えてくれた本
私はこの本を読んでよかったと心から思っている。
前に記事で紹介させていただいたけれど、改めておすすめです。笑
この本は会話形式になっていて主人公の青年はものすごい劣等感を抱えていて、とってもネガティブで自分のことがいやで仕方ない様子なんだ。
この青年に私はとても共感できた。
だから、「うん。そうなんだよなぁ」 と思いながら読んでいき、哲学者の話に驚いたこともたくさんあって、その教えは新鮮で実践的だった。
今まで読んでみた自己啓発本は読み終わってから具体的に自分がどんな行動をしたのかよく覚えていないけれど、この本は実際の生活に活かすことができる。
特に、アドラーの教えの1つである課題の分離をすることで悩みは減り、人生や人との関係はシンプルになっていくと思う。
自分の問題に他者を介入させない、他者の課題に自分は足を踏み込まないこと。
境界線をしっかり引くことが大切で、それが思いやることにもつながるのだ。
自分ができることに最善を尽くす。
他者が何を感じ、どう思うかは自分にはどうすることもできないのだから、自分にできることだけに目を向けなさいという言葉は、自分の心にすんなり入り込んで馴染んでいった。
学んだことはたくさんあった。
幸せに心おだやかに生きる知恵が濃縮されていた。
自分を思いやることはいいことがたくさん
自分をいたわり思いやりの心を。
失敗したとき、落ち込んだときこそ自分に優しい言葉をかけてあげよう。
親友を励ますみたいに。
「大丈夫」「なんとかなるよ」
もし、自分に対して優しくなれたら、人にも優しくなれるだろう。
自分を見下していると、他の人もそのように見てしまうかもしれない。
自分は心が荒れると自分にあたたかく接することはむずかしくなる。
少しずつでいい。
記事のまとめ
今回は、長年の劣等感が和らいでいくまでの話を書いてみました。
自分との関係は良いものでありたい。
自分と仲良しだと心も軽く、良い感じだと思います。
でもなかなか変われないところもあります。
イライラすることもありますが、そんな自分を否定することはないと思ったりもします。
未熟すぎる自分は恥ずかしいですが。。
そういうところもあっていい。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
またね。