【HSP】『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』を読んで。生き方のヒント。
こんにちは、moonです。
最近、古本屋さんで以前から気になっていたけれど、読めずにいた本と出会った。
この本に、自分がHSPとわかってからずっと知りたかったことが書かれてあった。
今回は、本を読んで心に沁みた言葉や学んだことについて書いてみたいと思う。
じんわりきた言葉
〈ひきこもりについて〉
「敏感さ」を持って 生まれた私たちにとってストレスは、常に、どこに行っても存在するということだ。私たちに必要なのは、ストレスと共に生きる新しい方法を見つけ出すことである。
そしてもうひとつ覚えておいてもらいたいのは、動けば動くほど、カラダは楽になっていくということだ。閉じこもっていないで、窓から外を眺めたり、ボウリングをしに行ったり、人とおしゃべりしたりしていれば、あなたのカラダはだんだんと困難を感じなくなる。これは習慣化と呼ばれるものだ。もしそれが習得可能なスキル(技術)だとすれば、やればやるほどそのスキルは上達する。
たとえば、ひとりで海外旅行すること。これはHSPにとって恐ろしく神経が高ぶることのように思え、あなたはずっと避けてきたかもしれない。しかし、思い切ってやってみる。やればやるほど、楽になってくる。そしてだんだんと旅慣れるうちに、自分にとって好ましいこととそうでないことがわかってくるだろう。
自分に語りかけてくれる言葉のように感じて、外に出てみようという気持ちになった。
言葉が背中を押してくれる感覚はソフトで優しく、少しのきびしさがあった。
〈境界線について〉
しっかりとした「境界」を築くには鍛錬が必要なのだ!
ちゃんとした「境界」を築くことを人生の目標にしよう。「境界」はあなたの権利であり、責任であり、尊厳の源である。ただし、うまくいかないことがあっても嘆かないように。境界をつくる努力をしている間に、前よりちょっとは進歩したな、と気づくことが大事なのだ。
なぜHSPにはしっかりした「境界」が必要なのか? 理由はたくさんあるが、必要以上の刺激をシャットアウトするため、というのが最大の理由だ。
自分の意思で刺激を遮断することが大切のようだ。
流れに任せてその場を離れたり、感情が暴走してしまうのではなく、自ら選んでシャットアウトする。
そうすることで刺激を受ける量を小さくしていく。
練習することで遮断できるようになっていくようだ。
〈さまざまな人がいて成り立つ世界〉
外交的な人のように、世の中をあるがままに楽しむことも必要だ。見知らぬ人にも人なつっこく接する外交的な人がいることを有り難く思おう。だが、人生は映画やレストランを楽しむことだけで成り立つものでもない。時には、内向的な人のように、目に見えない問題について話し合うことも魂にとっては大切なのだ。
自分とかけ離れている外交的な人に自分は少し苦手意識がある。
お互い全くの他人なのに電車の中でいきなり個人的なことを聞かれたり、いきなり肩を組まれたり、大きな声やリアクションにもビビってしまうことが多いからだ。
誰だって見知らむ人には警戒するもの。女性なら特に。
でも、外向的であることは、いろんな出会いがある。
私も気が向いたら人と話をしたり、相手の気持ちを想像して様子を伺いながら思いやりの心を持って接するような人になろうと思う。
特別に才能豊かな子供についてのエキスパートであるリンダ・シルバーマンは、「賢い子供であれがあるほど、内向的である」と発見した。内向的な子供は、ロールシャッハテストなど単純なテストにおいても創造性を発揮するという。彼らはある意味でとても柔軟性があるので、必要とあらば、見知らぬ人に会ったり友達の輪に入っていくなど、外交的な子供のような行動も取ることができる。
内向的な人の持つ柔軟性や多様性は、中年期を過ぎたころから特に重要になってくる。人生も後半にさしかかると、どんな人にとっても自己内省が重要になってくるのだが、内向的な人はより優雅に成熟していくようだ。
創造性は人間らしくよりよく生きるのに大切なものだと思う。
モノを作るとき、アイデアを考えるときも、いろんな面で活きてくる。
必要な時に外交的になれるというところに安心した。
年を重ねるにつれて考えることや興味も変わってくるのかな。
自分の人生について思いを巡らせたり。。
自分が死ぬときに後悔したくない。。
これは心の片隅にある気持ち。
十分に生きたなぁと思っていのちが尽きるのは私にとって幸せな最期だと思っている。
20代は身体もよく動いて、頭も働く、何かをするにはベストなときのように思う。
私はこのときを後悔なく生きようと思う。
時間は止まることがないのだから、いのちを大切に何か新しい体験をすることに時間をかけて。
「もっと明るくなれば」などという余計なおせっかいは無視しよう。社交のための社交は他の人に任せて、自分の得意分野を大切にしよう。おしゃべりが得意でないなら、自分の静かさを誇りに思おう。逆に、気分が変わって外交的な自分が現れたら、多少ぎこちなかったり、ばかばかしく思えても、やりたいままにやらせてみることも大切だ。
誰でも自分の不得意分野に手を出すのは億劫なものだ。あなたは「美徳」の一片を持っている。あらゆる美徳を持とうなんて思うのは傲慢というものだろう。
明るくなる努力はほどほどに。自分が得意なものを大切にする。
不得意なものにこだわりすぎず、自分が持っているものをどのように使うかが大切なのだろう。
〈仕事と天職〉
天職に就いてお金を稼ぐにはどうすればいいのだろうか?
それには、「自分の喜び」と「世の中のニーズ」との接点を探すことだ。この接点が見つかれば、あなたは好きなことをしてお金を稼ぐことができるだろう。
わざわざ余計なストレスや神経の高ぶりを引き起こす仕事をしなくてもいいはずだ。世の中には、その仕事をあなたよりも楽しみ、もっと上手にできる人がいるのだから。無理に長時間働かなくてもいいはずだ。実際あなたの任務は、「もっと時間の短い仕事をすること」なのだから。「自分が健康で快適であること」が他人を助ける第一条件だということを頭に入れておこう。
HSPと仕事。
それは悩みの多いもので、いったい自分の天職はなんだろうという問いが生まれる。
仕事は人生の大半を占めるものだからだ。
すぐに答えは出ないし、自分で試して試して、いろんな経験を経てその先にあるものなんだと思う。
〈ひとりになる時間〉
あなたにはその日一日を振り返り消化するための「ひとりの時間」が必要だが、それが誰かと親密な関係を築こうとする時に問題になることがある。相手は、「ひとりになりたい」と思うあなたを見て、拒絶されたと感じたり、あるいはあなたのその思いを無視して、あなたとずっと一緒にいたいと思う。
どうして自分には「ひとりの時間」が必要なのかをはっきり説明しよう。「しばらくひとりでいて、そのあとでまた合流するから」と約束し、ちゃんとそう実行しよう。あるいは、「一緒にいるけれど、しばらく黙っていてもいい?」と尋ねてみるのもいいだろう。
私にとってこれは切実な問題になる部分だ。。
こんなふうに説明することって大切なんだな。
話してもわかってもらえないこともあるけれど、それはこちらも相手も同じだろう。
何事もやってみること。
その時に自分の主張だけを通そうとしないこと。
思いやりと気遣いはいつも忘れずに。
これから大切にしていきたいこと
心の片隅に置いておきたいこと
・自分の殻に閉じこもりすぎず、適度に外へ出る
・なんでもまずはやってみること
・境界線を引くスキルを身につけ、自分と他者を区別する
・苦手なことより得意なことや喜びに目を向けること
・自分の喜びだけでなく、どう世の中に役立つかも考える
・人に接するときは相手を尊重する
・常に相手の立場を想像し、思いやりの心を持つ
・大切にしたい人へは、お互い上手に付き合っていくために説明することを怠らない
記事のまとめ
今回は、エレイン・アーロンさんの本を読んで、感じたこと、学んだことについて書かせていただきました。
文章も引用させていただき、素敵な言葉に心が沁みました。
深く感情が動かされ、これから生きていくのにためになるヒントをたくさんもらいました。
それは、本当にありがたいことです。
この本を読んで気持ちがラクになった人はたくさんいらっしゃると思います。
今回紹介できなかったところがたくさんあります。
HSPへのインタビューが詳しく書かれています。
困難な幼少期を過ごしたHSP、夫婦関係、仕事などの場面でどんな悩みがあるのか筆者がこの本を書くために注いできた情熱やかけた時間を感じます。
興味のある方はぜひ読んでみてください。
長くなりましたが、
読んでくださり、ありがとうございました。