『喜多川奏 /手紙屋』を読んで。必要とされる人間になるためには。
こんにちは、moonです。
私は少し前に、とても素晴らしい本に出会いました。
喜多川奏著『手紙屋』という本です。
働くことの意味や人生の目的、夢や目標などとても深いテーマについて書かれてあります。
大学四年生で就職活動をしている主人公が手紙屋さんと文通して、10通の手紙を通して本当に大切なことを学んでいくというお話です。
正直、この本を私も就活する前に読んでみたかったぞ〜!(笑)と思うほど、学びが多かったです。
でも、今このタイミングで読むことができて良かったです。
出会えたことに感謝しています。
いいなぁと思ったのが、手紙に教えや考えが綴られているところです。
ページをめくるごとに小説のようなワクワク感がありました。
次はどんな言葉に出会えるんだろうという期待で気持ちが高揚しました。
読み終わってから、この本に出会えてしみじみと本当に良かったなぁという気持ちでいっぱいです。
読んでみたいと思った理由
手紙という言葉に惹かれたのがひとつ。
私は、子供の頃から手紙を書くことが好きで、それをもらうことも好きで楽しいことだった。
もうひとつは、働く意味が自分でもよくわからなかったからそれを知りたいと思ったのだ。
私は自分がどうして大人になると働かなければいけないのか、働く意味ってなんなのかな。。?
そういうことを問われても答えられない自分がいた。
働くことについて自分自身がよくわかっていないまま、生きていくのはなんだか曖昧に生きているようで、自分でそれを理解していたいし、わかりながら働きたいと思う。。
新鮮な視点
一方で会社の規模の大小や職種に関係なく、どんな状況になっても成功する人はいます。それは、どんな環境に身を置いていても人生を自分で切り開いていこうとする人です。
他者に守ってもらうのではなく、自分にできる精一杯のことをやろうとする人です。
見返りとして何がもらえるかを考えて自分のすべきことを決める人ではなく、報酬に関係なくそのときそのときに自分のベストを尽くして毎日を生きようとする人です。
-『喜多川奏/手紙屋』-
誰よりも大きな夢を持つ人は、誰よりも大きな壁を何度も何度も乗り越えなければそこに到達することはできません。ところが、「大きな夢を持て!」と言われた若者は、「ハイ、そうですか」と言われたとおりに夢だけを持つ。けれども、夢を持った瞬間に現れる大きな壁を越える覚悟はできていないんです。
わたしは、若い人たちに「できるだけ大きな壁を、たくさん越える生き方をしなさい」と言ってあげたほうがいいと思うんです。
-『喜多川奏/手紙屋』-
あなたに必要なのは才能ではありません。やりたいことに情熱を注ぎ込むことです。そうすることによって、あなたは才能を開花させることができるのです。
もう一度言いましょう。
『失敗した人は才能を理由に挙げる。成功した人は情熱を理由に挙げる』
-『喜多川奏/手紙屋』-
これらの文章に私は胸を打たれた。
とても大切なことのように感じた。
自分が全く知らなかったことで、わからなかったことがスッと浮き上がってくるような感覚だった。
自分が目指せば必ずたどり着く先がある。
すべては自分次第。
さいごに
本を読んで、そこから得られるものはさまざまで、いろんな学びや気づきがあります。
自分の知らなかったことを知ることができるのは、とてもワクワクすることです。
また何かのきっかけで興味を持ち、知りたくなったり、見えてくるものがあったり、少しずつでも変化があるのはいいことだなと思います。
いろんな考えを持った人がいて、その人に会えなくても本を読むとその人の考えていることや思っていること、知識や経験を学ぶことができる。
とても貴重な体験で、おもしろいことだと思うから私は本を読むのが好きです。
この記事を読んでくださり、ありがとうございました。