内向型HSP・moonのブログ

シャイで超内向的なmoonが日常から感じたことを綴るブログです。

『アラン先生と不幸な8人』を読んで。人間関係で大切なことを学んだ話。

こんにちは、moonです。

 

この前、図書館で面白そうだなぁと思って、手にとった本があった。

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アラン先生と不幸な8人

この本は、いじめ、貧困、無気力、失恋、怒り、自殺願望のようなそれぞれが深刻な問題を抱える8人とアラン先生の対話形式でお話が進んでいく。

彼らの悩みや問題はとても深く辛いだろう事を感じさせる。

そんな不幸な生徒たちばかり集まったどんよりと重い空気が漂う高校に赴任してきたアラン先生は、楽観的で人生を幸福に生きる知恵を持っている人だった。

 

この本を読んでいると、自分も彼らの場所にいて授業を聞いているような気分になる。自分が普段から気になっていること、どうにかしたいと思っていることと似た悩みがいくつもあった。

そこで、どうしたらいいのかをアラン先生は教えてくれた。

 

人との関係を良くするコツ

”好かれる”ための必殺技を1つ教えてやろう。

それは……まず、君が相手の事を好きになればいい!

 

人嫌男くんにアラン先生が伝える言葉。

自分のことを気に入ってくれる人を嫌うことはあまりない。

相手には、どんないいところがあるのかを意識して観察するといいみたい。

自分はあなたのことを攻撃しないよ、危ない人ではないよということを相手に感じてもらうこと。それは、ひとこと「おはよう」と声をかけることかもしれないし、心を和ませるようなあなたの笑顔かもしれない。

 

礼儀正しいっていうのは、「むやみにイライラしないようにしよう」

「この瞬間を台無しにしないように気をつけよう」と自制して相手に接することなんだ。

 

礼儀正しい人というのは、大人であることを言うのかな。それは、相手を大切にすることであり、その人と過ごす時間も大切にするということ。自分のことばかりでは一緒にいる人はきっと居心地悪く感じてしまうだろう。

 

自分の感情や心をコントロールすることはむずかしい。

ある出来事をどう受け止めるのか、どう捉えるのか。

楽観的になれるか、悲観的になるか。

私はとてもマイナス思考だ。今までずっとそうだったのだから、こういう思考のクセを変えていくのは簡単なことじゃないよね。。

今の自分は、そう感じている。それは、まだ自分が人間として未熟であるということなんだと思う。

だから、自分の感情と向き合って、相手も自分も大切にできるような人になりたい。

だって、そういう人って魅力的だし、色気がある人が多い気がするから(笑)

 

最初から完璧を目指さなくていい。むしろ、”嫌われてる前提”でいけばいいんじゃないか?

 

嫌われてるかもって不安に感じている状態は、気分のいいものではない。

いっそのこと嫌われてる前提でいけば気が楽な気がする。アラン先生の言葉は明るすぎず、自分の暗さが際立ってこない感じがして(笑)素直に聴ける。

だって、もう嫌われているんだから、嫌われてるかもしれないと悩むことはしなくていいんだし。

 

「失敗」か「成功」かの2択じゃなくて、何度も何度も何度も、飽きるくらい失敗した先に成功があるわけ。

だから、「あ、これじゃなかったな」っていうのは、失敗じゃなくて成功に一歩近づいてるってことなんだ。1つ自分に合わない可能性を消せたんだからね。

 

アラン先生は、夢無男くんにこう言っている。

きっと、成功している人というのは、たくさんの失敗をした人のことをいうんだろう。そして、いろんなチャレンジをした人だ。

 

私は失敗することがこわかった。でも、アラン先生のような考え方をする人は、失敗を怖がるより、何もしていないという状態の方が怖いと感じるのかもしれない

何もしないことがいちばんダメなんだよってよく言われる。それは、経験が積み重なることがないから。成長がないから。

それは冷静になってみると、この美しく、深い世界で生きているのにもったいないことだと思った。

 

さいごに

少ししか紹介できなかったのですが、とても大切なことに気づかせてくれた本でした。

幸福に生きるというのは、きっと人間にとって重要なことなんだと感じます。正解がないし、私にとってそれが幸福でも、ある人にとっては当てはまらなかったりするのがふつうのことだと思います。だから、自分のことをもっと理解することが必要なんだと思うのです。自分を親友のように大切に想い、思考の癖、好きなこと苦手なことなどよく理解している人はきっと自分にとっての幸せもわかるのだと思います。

自分らしく生きること、私にとってそれは幸福に生きるのに必要なものです。

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。