HSPで超内向的な私が初めてアルバイトをしたときの話
こんにちは、moonです。
私は大学生1年生のころ、はじめてアルバイトをしました。
当時、まだ自分がHSPという気質を持っていることもよくわかっていなかったと思います。
まだまだ自分への理解が少なく、アルバイトをしてみようと思ったきっかけも、ただ働くってどんなものかわからなかったから一度試してみようくらいの気持ちでした。
あとは、「いい社会勉強になるから」と周りの人に言われていたこともきっかけの1つでした。
今回は、実際に働いてみて感じたことや学んだこと、自分への意識の変化などについて書いてみたいと思います。
アルバイト先はどんなところか
小さい頃から私はパン屋さんに憧れていました。
パンが焼ける匂いが店内に充満しているのも、ほのぼのとした流れる音楽も好きだったから、アパートから歩いて通えるくらいの距離にあったこじんまりとしたパン屋さんで販売の仕事をさせてもらえることになりました。
私がさっそく不安を感じていたことは、こわそうな雰囲気の店長さんでした。
面接の時でも、私を採用することをとても悩んでおられた感じでした。
私が接客、いやアルバイト未経験だったからだと思います。。
しかし、試しに雇ってくださった。
それは、ここで働く経験ができたことやその後の就活の軸にも大いに役立つ結果となりましたので、とても感謝しています。
実際に働き始めてから感じたこと
初日からしばらく、レジ担当のベテラン女性の隣で商品を袋に入れるという作業や焼きたてのパンを店頭に並べる、仕上げにバターを塗るというようなことをしていました。
大学は長期休暇中で、シフトは週に2、3回。一日6時間ほどでした。
私がここで、苦手だったのが、面識のないお客様にテキパキと愛想よく接するということでした。
ここでもう自分には接客や販売があきらかに向いていないことがわかったわけです。。(^_^;)
ただただ、知らない相手の気分を損ねないように接しないといけない、お金をもらっているのだからしっかりやらなくてはいけないというプレッシャーでこわくてしかたなかったのです。
はじめてレジをやってみたときは、失敗の連続というか、大恥かきました。。
とにかくお客様を待たせないようにしなければいけない、そういう焦りで私の頭は真っ白になり、手が止まってしまったのです。
そんな私とすぐにベテランのお姉さんは交代し、他の作業を与えてくれました。
何とも情けなく、恥ずかしく、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
そんな中でも、私が平穏な気持ちでいられた時間が少しではありましたがあったのです。
それは、長めの食パンを透明の大きな袋に崩れないように詰めるという裏方の作業です。
午後でお客さんもまばらになったころ、レジから少し離れたところでしていたのも、私にとって落ち着けるひとときでした。
働いてみてわかった自分にとって苦手なこと
1. よく知らない人と接し続けること
2. 素早い対応を求められること
3. 臨機応変に考えなければならないこと
4. 人に見られながら作業すること
5. 目の前のことをしながら、周りの様子も気にすること
6. 常にどんな人にも愛想よく笑顔で対応すること
7. やることが一度に多く、多岐にわたること
8. 休憩しにくい
だいたいこのくらいになります。
たぶん、内向的な性質を持つ私にとって処理しきれないことや得意なことと真逆になることばかりだったのだと思います。
そういうことをしていると、自分のエネルギーを消費し続けることになります。
それもかなりの量です。
恐怖感も感じながらなんて、忍耐がないと言われようと、とても続けていけないです。
それに、自分を否定し、自分には人としての価値がないと感じてしまうことにもなります。
それよりも、自分が心地よく、役立っていると感じられることをしているほうがいいと思いました。
働いてみてわかった自分に合っていること
1.人よりもモノに向き合うこと
2. 速さよりも丁寧さや慎重さを求められること
3. シングルタスクであること
4. 作業中、視線が気にならないこと
5. 目の前のことに集中できること
6. 話す必要があまりなく、黙々とできること
7. 自分のタイミングで休憩をとれること
8. 騒がしくない、静かな環境であること
これらが自分が心穏やかに過ごせるし、自分のいい面を活かせる条件になるのかもしれないと思いました。
私も役に立てることがあるんだな、そう思えることはいいことです。
向いていることをしている方が幸せを感じやすいんだと思いました。
3週間ほどでクビになる
はじめてのアルバイトは早々におわることになりました。。
店長さんからは。「人間、向き不向きはあるからね」という言葉をうけて、自分の中でもやっぱり向いていない仕事だったんだなぁと、役立たずな上に迷惑かけてしまって申し訳なかったなという思いを残しつつ、でも、はじめてのお給料を受け取ったときは嬉しかったのを覚えています。
経験は大切なんだな。
自分の理解につながるし、知ることで世界は広がっていく。
この経験から学んだこと
・向き不向きはやってみなければわからない
・向いていることをした方が人は幸せを感じやすい
・新しいことを始めると少なからず恥をかく。でも、そこから得たものはきっとこれからの人生で役に立つし、自分を助けてくれる。
・大切なのは挑戦してみること
・自分に向いていないとわかっても落ち込む必要はなく、わかったことで将来、その方面で努力しようと思わなければいいだけ
こんなことを学びました。
おわりに
何だか恥ずかしい話になってしまいましたが、HSPであることや強い内向的な性質を持つ人は、もしかしたら仕事での悩みが色々あるかもしれません。
いや、それは外交的な人であれ、どんな人も悩みはあるものですよね。
ただ、悩みの種の種類が少し違っているとも感じます。
私は人とかかわることが苦手なところがあります。
グループでの作業より、1人でできる方が気が楽だし、自由に動けるし、心地いいです。
グループで人数がいる分、いろんな意見やアイデアが生まれることも経験してみて感じました。
ただ、私がそこに属している意味はあるのかな。。としみじみ感じてしまうのです。
周りの様子を伺い、空気を読む必要がある。
人数分だけ気持ちがあり、意見が合わないこともある。
それは私には刺激が多く、とても疲れてしまうのです。
思っていることがあっても、様子を見て何も言えず、結局ただの傍観者になるだけ。
自分、ここに居ても全然役に立たないし、意味ないなぁと感じます。
でも、自分が得意なことをして、それが活かせて喜んでもらえたら素敵だなと思います。
ゆっくりでも行動して見つけてみようと思います。
長くなりましたが、読んでくださりありがとうございました。