『夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え』を読んで、人生で大切なことを学んだ話。
こんにちは、moonです。
この前、水野敬也さんの『夢をかなえるゾウ』シリーズの三作目を読みました。
私はこのお話がとても好きです。
ガネーシャは神様だけど、あんまり上から見下ろすようなこともしなくて、とてもフレンドリーに主人公と話しているので、全くウケない冗談を言って笑わせてくれたりするところもチャーミングで可愛いなと思いながら読んでいます(笑)
関西弁で話す口調も面白いし、楽しみながら生きる上で大切なこと、成功するためにどんなことをするべきかという本質的なことを教えてくれる素晴らしい本だなと思います。
今回は、ガネーシャの教えの中で心にビビッときた言葉をご紹介して、その言葉から思ったことや感じたことなどを書いていけたらなと思います。
一番欲しいものを手にいれるために・・・
「ココ・シャネルちゃんはな、ファッションデザインのことだけを考えるために、部屋にあった無駄な家具や装飾品を全部捨ててしもたんやで。
シャネルちゃんが亡くなったときに、収納の中に入ってたんはシャネルスーツ二着だけやったんや。そんくらいシンプルな生活の中で。最高のデザインちゅう一番手に入れたいものだけに集中したからこそ、シャネルちゃんは伝説のデザイナーになれたんやで」
本当に自分が手に入れたいものがあるならそれだけに全ての力を注ぎ込むくらいの気持ちで向き合うこと。そのために部屋の中にある本当に必要なもの、大切なもの以外は置かないということが頭の中を本心から叶えたい望みのためだけにシンプルな状態にしておくことが大切なのかなと思いました。
部屋が本当はいらないし、使ってないけどあるものというのは保管するだけでも掃除に手間がかかったりするから、モノを少なくするだけでもメリットは大きいなと思いました。
自分の中の可能性を引き出すには・・・
「もちろん、最初はしんどいかも分からんで。でも、しんどいのを通り越したら、その向こうにはめっちゃ楽しいことが待ってんねん。でも、その『楽しさ』を知ってる人間は世の中にはほとんどおれへん。なんでか分かるか?」
「……頑張った経験がないから?」
「そのとおりや。せやから、ほとんどの人間はー自分の中にもう一つの人生が眠ってることを知らんねんな。いや、ワシは何も『頑張らなあかん』言うてるわけやないで。頑張って成功するだけが人生やない。人生は自由に楽しんだらええもんや。ただな、自分の中にはとんでもない可能性があんのに、しかも、それは自分のすぐ側に眠ってんのに、ほとんどの人間が、その存在すら知らんまま一生終えるちゅうのは寂しいことや思うねんな」
ガネーシャはスクワットをしながら説明してくれます。数回しただけでしんどいからとそこでやめてしまう人生。しんどいけど、続ける。そしたら、身体がポカポカしてきて筋力がついてきて、いつのまにか冷え性が改善されて人からモテモテになって楽しい人生があるかもしれない(笑)
そんなふうにしんどいを通り越さなければ、本当の楽しさや自分の可能性に気付くことはできないんだ、、、
そういうことを感じました。
困難をどう捉えるか・・・
「ええか?本気で夢かなえよう思たら、乗り越えられへんように思えるしんどいことも出てくんねん。でも、そういう困難を自分にとってプラスととらえられるか、それが勝負の分かれ目やねんで」
私の親友が前に「どんなこともプラスにとらえることはできるから」と言ってくれました。
私は彼女のことを頭が良くて、とても器用でどんなこともそつなくこなすようなとてもデキる人だと思っていました。
でも、彼女のその言葉を聞いてから、それはどんなことでもプラスの面を見つけて自分なりに向き合ってきたからなのかもしれないなと思いました。
彼女から感じる静かな自信のようなものはそういうふうに物事をとらえるところからきているのかもしれないなと思いました。
以前、私は良くない出来事と良い出来事があるのだと思っていました。
でも、本当はその事実をどう捉えるかで明るい気持ちにも暗い気持ちにもなれるんだなということに気づきました。
そしてそれは自分で選べるということです。
とらえ方次第なんだなと思いました。
物事をマスターするために・・・
「そうや。人間ちゅうのはな、自分の心の奥底にある本音の欲求に従うたら、自分の能力をフルに発揮できるもんなんや。逆に、外から押しつけられたもんは本音では望んでへんから、頑張ろう思てもやる気が出えへん。レオナルド・ダ・ヴィンチくんもこう言うてるで。『欲望を伴わない勉強は記憶を損なうだけだ』てな」
自分の本音ってなんだろう、人に言われなくても「こうしたい、ああしたい」とふつふつとと心から溢れる感情に耳を傾けてみたい。
本音が根底にあって、その上で勉強をしたら、それはきっとすごい成果が出せるかもしれない。心からの望みってすごいエネルギーとパッションを感じるから(笑)
何かを始めるとき・・・
「自分らは何かを始めるとき、いきなり自己流でやろうとするやろ。せやからうまいこといかへんねん。まず大事なんは、本でもインターネットでも何でも使て『うまくいっている人のやり方を調べる』ちゅうことや。
うまくいっている人から学んで吸収することが大切なんだなと知りました。
自分が知らないことならなおさら。人から学ぼうという意識や素直に話を聞く、教えてもらいたいという姿勢はどんな人もプラスになると思います。
自分とは合わない人がいたら・・・
「お、自分みたいなもんでも知ってんねんな。ただ、リンカーンくんの名前は知ってても、彼が大統領になれたんは『合わへん人をホメたから』やちゅうことは初耳やろ。1860年にアメリカ大統領選があってんけど、大統領になるには、まず、党の代表者として指名されなあかんねん。そんで当時の共和党には、チェースくんとスワードくんちゅう有力者がおってんけど、色々問題あってな、あたりさわりないリンカーンくんが指名されたんや。そら、他の二人からしたら面白ないわな。せやから新聞の取材でリンカーンくんのことめっちゃ批判したんや。でもリンカーンくんは腹を立てんと、二人に丁寧な手紙を送ってな。『あなたの優秀さが私には必要なのです』てホメたんや。そうやって仲悪かった人を強力な味方に変えることで、大統領に勝利したんやで」
合わない人も自分の味方にしてしまうなんてすごいなと、謙虚な姿勢と相手を褒める大切さを学びました。相手のいいところを見つけてそれを伝えるということは、相手にとっても嬉しいことだと思うし、自分にとっても相手といい関係を作る上で重要なことだと思いました。
仕事を選ぶとき・・・
「そうや。仕事を選ぶとき一番大事にせなあかんのは、これまでの人生で自分が何に感動したかちゅうことや。そんで自分が受けた感動を、今度は人に伝えたい、伝える側に回りたい、そう思たとき人は自然な形で仕事ができるんやで。せやから最初は『お客さん』なんや。お客さんとして感動したことを仕事にして、自分と同じようなお客さん一杯作んねん」
感動したことは何か?そこを基準に仕事を選ぶ。お給料や他の条件で選ぶよりも自分の心が動かされたことから考えて、それを伝えて人を喜ばせる。そうできたら自分も仕事をしていて嬉しいことや幸せを感じることができると思うし、人にも与えることができる、お金も増えていく。
仕事は長い時間を費やすものだと思うから、そんなふうな働き方をしようと思いました。
努力を始めるとき、どこから入るか・・・
「自分らは努力を始めるとき、『我慢』から入るやろ。痩せるためには食べたい気持ちを我慢せなあかんとか、勉強するときには、遊びに行きたいのを我慢せなあかんとか……でもな、自分の行動をコントロールするために必要なんは、楽しいことを我慢するんやのうて『もっと楽しいことを想像すること』やねん
すごく今の自分に必要なことを教えてもらったな、いいこと聴いたぞと思って嬉しくなった(笑)
いつも我慢して、ストレスが溜まって体調を崩して、全然楽しくなかった。中学や高校の頃の勉強、受験も。。。
見方を変えてみると、勉強って楽しいなと思えることもあると思う。あるアニメ作品にハマって、日本の歴史に興味を持って。もし、その頃に学校で歴史の授業があったら当時よりもきっと自分から知ろうとして先生の話を聴いていたと思う。
我慢しないとって思うと楽しめなくなるし、気持ちがブルーになる。
楽しいことを想像してみたら心がキラキラしてくる。だから、しんどいなと思うようなものに出会ったら、楽しいことを想像するようにしようと思う。
さいごに
ここまで、ガネーシャの言葉をいくつかご紹介しました。ほんのちょっとなので、気になった方は是非本を読んでみてください。あなたにしか心に届かない、あなたが必要としている言葉と出会えるかもしれません。
お話も笑ってしまうようなおかしな場面があったり、ストーリーそのものが面白いのでおすすめの一冊です(笑)
ガネーシャに教わったことを大切にしていこうと思います。
さいごまで読んでいただき、ありがとうございます。