内向型HSP・moonのブログ

シャイで超内向的なmoonが日常から感じたことを綴るブログです。

【ネタバレ注意】『BANANA FISH』アッシュ・リンクスのここに惹かれてしまう。

こんにちは、moonです。

 

最近、とても夢中になっている『BANANA FISH』という作品があります。

 

BANANA FISH (#1) (小学館文庫キャラブン!)

BANANA FISH (#1) (小学館文庫キャラブン!)

 

 

 

 

*まだ、作品を知らない方は、少しネタバレになってしまうかもしれないのでご注意ください。肝心な部分には触れないようにしますので、それでも大丈夫だよと思ってくれる方は読み進めていただければ嬉しいです。

 

アニメからこの作品を知って、暴力やドラッグ、犯罪などとても重たいお話(私はどちらかというと、このようなお話は苦痛を感じてしまって苦手。。)なのに、主人公のアッシュ・リンクスや奥村英二、そしてその仲間たちの絆や信念という気持ちの部分にとても惹きつけられてしまいました。

 

アッシュの幼いころの酷い過去はとても平静な気持ちでは見ていられません。その過去の記憶が彼を苦しめていると思うととても悲しいです。

彼は、ストリートギャングのボスとして人をまとめて、率先して動くようなリーダーシップがあり、仲間をとても信頼している、人間的な魅力があります。

だから、彼を慕っている人はたくさんいるんだと思います。

私が思うアッシュの6つの魅力的なところ

1.人を愛する心がある

 

アッシュはまだ小さい頃に酷い犯罪に巻き込まれたのに、ショーターという信頼できる親友と友情を築いたり、英二と出会ってから彼を守るために彼を傷つける人間には容赦しません。

彼にとって、なんの見返りもなく自分を大切に思ってくれる英二の存在は大きいものだったと思います。仲間のために、大切な人を守るために戦う姿はとても惹かれてしまいます。

 

2.いろんな表情を見せる

 

アッシュは、ストリートギャングのボスとして仲間に指示を出すとき、英二と二人きりのとき、敵と戦うときなど相手によって見せる表情に違いがあり、彼のいろんな感情を感じます。

英二といるときの彼は、とても和やかで良い笑顔を見せてくれます。これは、英二がストリートギャングでもなくアッシュのことを心から大切に思っていて信頼しているからだと思います。アッシュもそういうことを感じているから彼の前では涙を流したり、悲しみも弱い部分も彼には見せるのかもしれません。

 

3.身体も心も強い

 

アッシュはどんなに酷い過去を背負ってもけっしてめげない強い精神を持っています。そうでないと生き延びられなかったと。。。

その強い心が彼を凛とした人間にしたのではないかと思います。彼がマフィアと敵対し、自由を求めて懸命に生きる姿はとても心を打たれます。

心だけではなく、よく鍛えられた身体も持っています。彼が命に関わるほどの傷を負ったとき、助かったのはこの強くたくましい身体だったからだとあります。彼の外見的な魅力も引き締まったこの体型も大事な要素だと思いました。

私もスリムで筋力のある身体になりたいです。。。笑

 

4.知性がある

アッシュはIQ200ほどもある頭の持ち主です。冷静に分析するところや咄嗟に動ける判断力、決断力など頭の回転が早く、並外れた頭脳を持っています。

図書館に行って調べ物をしたり、専門書にも目を通します。知識を蓄えたり、自分の頭で考えることができるのは彼の強みであると感じます。

 

5.色気がある

彼はとても清潔感が漂うような品性と思いやりに溢れた人です。痛みや苦しみを知っていて人に優しくできる。私はそういう人から色気を感じます。

色気にはセクシャルな魅力もありますが、本当に色気のある人には必ず、内面から滲みでるような人間的な魅力があると思います。

 

6.男らしい

彼の容姿は1度視界に入ったら振り向かない人はいないんじゃないかと感じるほどの美しさを持っていると思います(笑)

でも、彼は恐ろしいほど腕っ節が強い!戦闘能力がずば抜けています。そういう外見にそぐわないような男らしいところも彼の魅力の一つだと思いました。

ある本の文章にアッシュの姿が思い浮かんだ

人の魅力に関することで、ある本に書かれた文章がとても印象的でした。

そのページには人の自立について書かれていました。石井ゆかりさんの『青い鳥の本』という本です。

 

青い鳥の本

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そのページに書かれていた言葉をご紹介します。

 

「自立する」ということは

本当のパートナーシップを作る力を得ることであり、

きちんと甘える力を借りられるということです。

これに気づかずに、

自立ではなく孤独を選んでいる人も、少なくありません。

また、自分と他者を機械的に分離することを

「潔い」と感じている人もいます。

この場合もまた、自分勝手な孤立に至りやすいようです。

 

「自立」は、他人の力を借りないということではなく

他人の力を借りて、借りた上で

それに報いようと努力することです。

簡単なことではありませんが、

これができる人はたいてい

「あの人はスゴイ人だ」と言われています。

 

どうしてかこの文章を読んでアッシュが思い浮かびました。

 

彼はたった一人でマフィアに立ち向かおうとしますが、それをショーターや英二に止められます。

アッシュは彼らの手を借りて、彼らを大切に想いながらも、マフィアによって被害にあった人たちをこれ以上増やさないように自らも自由になるために敵と戦います。

 

アッシュが英二に弱音を吐くところや、甘えるところからもアッシュの人として自立を感じます。

こういう風に人に甘えたりできなかったら彼はもしかしたらとても孤独だったかもしれません。

この孤独さは彼もずっと感じていることかもしれませんが、ストリートギャングの仲間や英二と出会えたことで、その孤独さが和らいでいるように思えました。

 

石井ゆかりさんの言葉からはそういう部分を感じました。

 

さいごに

今回は『BANANA FISH』という作品とその主人公アッシュ・リンクスの魅力をメインに記事を書きました。

 

この作品は、とても奥が深く、登場人物の心情がよく伝わってくるような味わい深い作品です。アニメでは、彼らの世界をとてもリアルに感じるような、でも全然私たちとは違う世界に生きているということを感じます。

 

見るに堪えないほど悲しいシーンもありますが、仲間の信頼や絆のような心のつながりを感じられる場面も多く引き込まれるような物語です。

 

この作品が気になった方はぜひ、原作の漫画やアニメを楽しんでみてください。

 

少しでも『BANANA FISH』の魅了を伝えられたら嬉しいです。

 

さいごまで読んでくれて、ありがとうございます。

 

 

BANANA FISH (#1) (小学館文庫キャラブン!)

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